はじめての方へ
院長挨拶 中国語 English
初めまして、院長の隅田です。
泉堂鍼灸院では日本で最高の鍼灸術である経絡療法に加え、中国で習得した中国鍼のよい点を取り入れた本格的な鍼灸治療を行っています。
施術はまず患者様の脈、舌の状態、皮膚のつや、お腹の弾力などを拝見し、体質、体力、全身の状態を把握したうえで今の病の状態と見比べた上で内臓の機能的なアンバランスを調整し、人が本来持っている自然治癒力を十分に発揮させ、且つ高めていく治療法です。決してその場限りの痛み止めではありません。
また、私達が扱う症状は多種多様です。肩凝り腰痛に始まって、胃腸や婦人科に起因する各種の問題や不眠耳鳴り、めまいなどの神経症状、ぜん息、皮膚炎、鼻炎等のアレルギーにいたるさまざまな症状に効果があります。
下に鍼灸の適応症がありますので、ぜひ御覧になってください。今まで鍼灸についてあまり縁のなかった方にとって、これほどたくさんのそして時には重大な疾患を私たちが扱っていることを知って驚かれる方もいるのではないかと思います。そんな方のためにも鍼灸についてご説明したいと思います。
我が国において鍼灸は奈良時代の昔から漢方薬とともに医術の2本柱として人々の健康をになってきました。大宝律令の中には、朝廷に仕える「鍼灸博士」に関する記述があり、さらに時代が下って江戸時代には幕府に仕える鍼灸医、「検校」の存在が知られています。
近代西洋医学が存在していなかったころからあらゆる種類の病に1本の鍼、一握りのもぐさで対処してきた長い歴史があり、その結果として各種の病に対処できる幅の広い医術として発展して来たのです。
近代文明が高度に発達したこの日本にあっても当院のような鍼灸専門の鍼灸院が存在しているのは、病院では治らなかった、或いは満足できなかったが鍼灸によって救われたという数多くの患者さん達の支持があればこそのことです。私は鍼灸治療の大いなる可能性を信じています。様々な病気で医薬効なく苦しんでいる方は是非一度当院へご相談下さい。
你们好!
我是泉堂针灸院院长隅田真徳。
1986年取得日本针灸师资格后
1989年到中国上海中医学院(现上海中医药大学)留学,隶属于进修班。
学习了以中医基础理论开始的全套针灸医学,1998年被该校授予了“针灸医”称号。
在我看来中日两国的针灸术各有其好处。
中国针灸有深奥的中医理论, 可以通过辩证论证寻求正确的治疗方法。
但是中国的针有一点粗,为了寻求深部的穴位往往给病人带来无用的疼痛和恐惧。
与其相反, 日本的针灸术是利用细针
并寻求身体的浅部的穴位治疗。
结合各自的优点 既能治好患者的病 又能减轻其无需的疼痛。
30年来, 我一直隶属于日本传统针灸术的学术团体 「汉方针医会」, 于全日本的针灸师共同磨练医术。
2016年至2022年历任了「汉方针医会」会长。
并每天在泉堂针灸院为患者服务。
此外,我还在上海中医药大学选择了中医内科课程,于中国学生一起学习了中医药学、方剂学、中医内科学, 并通过了所有考试。
本院还并设了汉方药店,销售日本汉方药。
自古以来就有“汤药功其内,针灸攻其外,则病无所逃矣”的说法、请各位务必咨询。
日语不安的 患者用中文应对,请放心光临本院。
鍼灸適応症
神経系 | 神経痛(三叉、肋間、坐骨等)、頭痛、歯痛、 ヘルペス(帯状疱疹及びその後遺症)、 顔面神経麻痺、自律神経失調症、うつ病、不眠症、 メニエル症、めまい、しびれ |
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運動器系 | 五十肩、ムチウチ症、頚肩腕症候群、肩こり、寝ちがい、 腰痛症、ギックリ腰、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、 リウマチ、筋肉痛、 捻挫、テニス肘、 腱鞘炎, 外反母趾 |
消化器系 | 胃炎、胃下垂症、胃、十二指腸潰瘍、慢性肝炎、胆石症、 口内炎、慢性腸炎 、便秘、下痢、痔 |
循環器系 | 高・低血圧症、動脈硬化、心臓神経症、動悸、 むくみ、冷え症、不整脈 |
代謝障害 | 糖尿病、甲状腺機能障害、痛風、脚気 |
呼吸器系 | カゼ、気管支炎、喘息、咽頭炎、扁桃炎、咳 |
泌尿器系 | 慢性腎炎、ネフローゼ、膀胱炎、前立腺肥大、陰痿 |
感覚器系 | 眼精疲労、仮性近視、白内障、緑内障、飛蚊症、鼻炎 |
婦人科系 | 生理痛、生理不順、更年期障害、つわり、不妊症、 冷え、のぼせ |
小児科系 | 虚弱体質、小児喘息、アトピー性皮膚炎、夜尿症、 かんのむし |
その他 | アレルギー、花粉症、じんましん、脱毛症、慢性疲労 |
問診票ダウンロード
泉堂鍼灸院の特徴
- 漢方鍼治療は体全体を診る治療です。ですから腰が痛くて来院した方でも胃が悪ければそう仰って下さい。不眠症で来た方も婦人科の調子が悪ければそう仰って下さい。大抵の場合それらの症状は関連し合っており、無関係では無いのです。また10年前の交通事故や手術が今の体の不調の原因になっていることもあります。子供の時の怪我や打撲が今の痛みの原因になることすら有るのです。そうした過去の問題に関しても、もしも心あたりが有るならばどうぞお話し下さい。そうすることで治療はより深く、幅の広いものになっていきます。
だからといって追加料金などは一切ありません。私達は患者様のお体を「一つの生命」と診て治療することを理想としています。それこそが本来の鍼灸治療であると考えているからです。我々は患者さんがお話になった問題を苦しいものから、今解決の出来るものから順番にとり組んでゆきます。 どうか安心してあらゆる体の問題をお話し下さい。
- 写真は、泉堂鍼灸院で使用する「はり」です。こうした「はり」を皮膚面に軽く接触する程度で使用する「接触鍼」が当院の治療の中心です。その他必要に応じて刺入する「はり」も使用しますが、常に最小限の施術で最大の効果を上げられるよう心掛けています。鍼灸の施術によって体の中で深い新陳代謝が起きるとリラックスして気持ちよい眠りに落ちていく方も多数おられます。安心してご来院下さい。
- 初診時の問診は別室で行います。また施術室は一つ一つカーテンで完全に仕切られた個室になっています。
患者様の便利のために鍼灸治療専用の治療着をお出ししています。仕事の帰りに手ぶらで来ていただいても治療を受けることができます。毎回きちんと洗濯をしていますが、気になる方はご自分で治療着をご用意ください。短パンとTシャツで結構です。
- 隣接するスペースに「泉堂漢方薬店」を併設し、漢方薬の御相談にも預かっています。古来「鍼灸外を攻め、湯薬(漢方薬)内を守れば、すなわち病逃れるところ無し」と言われ、鍼灸と漢方薬はアジアにおける伝統医学の二本柱として大変相性の良い物とされています。厳選された高品質の薬剤のみを扱いながらも、半月分4.300円程度からのご予算でお試しできます。
体質を良く把握した上で、今の体調に合わせた方剤をお奨めしています。ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
フォトツアー
当院は関内駅南口から徒歩3分です。
緑の木々が並び広々と気持ちのよい大通り公園沿いにあります。
- 南口改札口。
- 改札を過ぎて右側へ出ると目の前に横断歩道があります。
- 横断歩道を渡ったら右へ。赤レンガのビルの脇を歩きます。
- すぐに大通り公園があります。ここを左折。
- 60メートルほどで最初の信号。左のビルは「ふれあいホスピタル」さん。このまま直進。
- 「ホスピタル」の次が東カンマンションです。大通り公園から見た当ビル。
右隣は技能文化会館です。
- 地下鉄の場合は伊勢佐木長者町駅
- 改札を出たら右へ。広い階段の「2番出口」を上がります。
- 階段を上がれば大通り公園。右側前方の白いビル「ふれあいホスピタル」さんを目当てに歩いてきて下さい。
- 3Fの一番奥の部屋
- 受付
- まずカウンセリング。じっくりお話を伺います。
- 用意してある治療着に着替えて治療します。
- まず脈診。
- お腹も診て
- 鍼の治療
- 鍼の後はお灸も…熱さは調節できます。
- 別室があり、和室に低いベッドが用意されています。
子供さんと一緒に寝ながら施術を受けることもできます。
ご希望の方は予約を取るときにその旨お申し出下さい。
よくある質問
- 以前行った鍼灸院では「一部位1000円」だと言われ、症状が多いほど料金がかかるシステムになっていました。泉堂ではそうではないのですか?
- はい、そうではありません。訴えが多くても料金の追加はありません。なぜならそもそも鍼灸の治療とは体全体の治療だからです。今体に出ている辛い症状は相互に関連しており、決して無関係ではないのです。胃の調子が悪いから、夜熟睡できない。足腰が冷えているから頭がのぼせて頭痛がする。婦人科の疾患があるから腰痛がある。肘や肩に痛みがある人は膝や足首にも痛みが出ている。逆に言えば胃の治療をすると、夜よく眠れるようになり、鼻炎がすっきりして、膝の痛みも薄れていく。婦人科の不快な症状を治療すると腰痛が消え、足腰の冷えに悩まなくなり、皮膚の湿疹が消え、精神的なイライラも消えていく。肩の痛みを治療すると膝の痛みも小さくなっている。体とはそういうものなのです。
私達は訴えのあった症状の中から辛さ、治りやすさで優先順位を付けて取り組んでいきます。鍼灸の治療とは本来そういうものであり、泉堂鍼灸院では鍼灸治療の王道をこれからも真っ直ぐ歩んでいくつもりです。 - 治療中に頻繁に手首の脈を診たりしますが、それで何が分かるのですか?
- 簡単に言えば、どこに鍼をすれば体が良い方向へ向かうか、が分かります。脈診(手首の脈を診て診断すること)は紀元1世紀前後に書かれた『素問』『霊枢』『難経』といった原典に出てくる診断法です。こうした鍼灸の基本技術は仏教や漢字と共に遣唐使によって日本にもたらされましたが、なかでも脈診は日本で大きく発展した技術と言われています。脈はとても敏感で、ツボを指で撫でただけで、どんどん変わっていきます。硬くて速い脈が柔らかくゆっくり打つようになればそこは使って良いツボ。あまり変化がなかったり、かえって硬くなるようなら使ってはならないツボ、と判断します。
鍼を施術した後も脈の変化を見ることで施術の善し悪しが分かります。充分でなければもう一度やり直します。脈診は私たちの鍼灸術にとって船乗りにとっての灯台のような役割を果たしています。 - 鍼と灸はどういう違いがあるのでしょうか?
- 鍼と灸は共に東洋医学の柱です。古来より東洋医学独自の気血・臓腑・経絡という生理組織を健康に保つための道具として用いられてきました。鍼は気を調える事に優れ、灸は血を調えることに優れていると言われています。わかりやすく言えば鍼は鉄砲であり灸は大砲であるとも言えます。しかし正直なことを言えば鍼と灸の使い分けはその先生の好みによって偏って使われているとも言えます。日本では古来西日本を中心に灸治療が「やいと」と呼ばれて庶民の生活に根付いていました。場所によっては今でも「やいと治療」が盛んな地方はたくさんあります。私自身も子供の時に静岡県の「やいと」の先生に母を治療して頂いた体験があり「とにかくお灸は効く」という気持ちがあります。一方で所属している「漢方鍼医会」での長年の研究はほとんど鍼によるものですから、実際には泉堂の治療では鍼を主として灸を従として治療に用いているといえます。
- 家で自分でお灸をしたいのですが、どうしたらよいですか。
- 自宅施灸の希望は、治療の際にお申し出下されば、マジックで印を付けます。自分自身でやるのであれば手足のツボ。家族の方にやってもらうのであれば腰背部のツボにも印を付けます。受付で中国製の安めの千年灸を売っていますので、ご希望であればお買い上げ下さい。
自宅施灸することは、養生の方法として日本では古来広く行われている習慣です。安価で、副作用が無く効果的です。病気を治そうという意識が高まり、各種の養生法への取り組みにも熱が入ります。ご希望の方はご遠慮なく申し出て下さい。印付けは無料で行っています。 - 治療の時は治療着が有るそうですね?
- そうです。基本的に皆様当院で準備している治療着をお出ししますので準備は不用です。
治療着は使用後毎回きちんと洗濯して清潔な状態にしているので安心して着て下さい。
中にはご自分で用意なさる方もいます。その際はTシャツと短パン、或いは市販のパジャマを用意なさると良いと思います。 - 小さな子どもがいて、家に残していくわけにもいきません。治療の際泉堂へ一緒に連れて行っても構いませんか?
- 構いません。子連れ用の施術室があるので、乳幼児を連れてご来院下さい。部屋にはテレビがあり、アニメや幼児番組も多数録画していますので、お好みの番組を見ながら過ごしてもらうことができます。個室になっているので赤ちゃんが泣いても、おしめを替えても大丈夫です。ご利用の際は予約時に「子供連れて行きます」と御申し出下さい。
- 交通事故の後遺症でムチウチ症になりました。泉堂の治療を自動車事故の保険で受けることはできますか?
- できる場合があります。まずは保険会社の担当の方に聞いてみて下さい。交通事故によるムチウチ症の場合、まずは整形外科へ行くよう求められます。一定期間医者に通って効果が十分でない時は鍼灸治療を望んで医者の同意書が得られれば当院でも保険適用で鍼灸の治療が受けられます。ムチウチ症は鍼灸がよく効きますので、保険が適用されればぜひ受診なさるとよいと思います。
- バス停はどこが近いですか?
- 「羽衣町」「伊勢佐木長者町駅前」からの方が多いです。本牧地区や国道一号線沿いの方は106番のバスで「市役所前」で降りて関内駅南口構内を通り抜けて徒歩5分ほどで当院に着きます。