寝違え
◎首や手の痛みはいくつかの病気の可能性があります。首だけが急性的に痛む場合は「寝違え」として多くの人が経験するものです。
寝違えの原因
朝起きたら首が痛くて動かせなくなっていた、という経験は多くの人がしていると思います。病院では「急性疼痛性頸部拘縮」と診断する場合もあります。
首の筋肉の急性の炎症というわけです。それは間違えではないのですが、なぜ何もしていないのに首が痛くなったのか、と考える必要があります。疲労がたまって新陳代謝が悪くなっていたところへ、冷えや湿気といった条件が重なって発症する場合が多いようです。
泉堂鍼灸院の寝違え治療
まず漢方鍼治療で脈を整えます。その場合のポイントは冷えや湿気といった痛みの原因となる要素を体の中から効果的に除去するツボを用いることです。そうすることで首の痛みの原因となっている急性の炎症を効果的に和らげることができます。
首そのものにはさほどの施術はしませんがけして間違えているわけではありません。首の治療のポイントは背中や手首周り、時には足首周辺のツボが大変効果的なのです。私も鍼灸師に成り立ての頃は首の痛むところへ鍼をしていましたが、段々とそれは余り良い方法ではないと思うようになり、より良い効果を求めて徐々に今のスタイルへ進化してきました。体の仕組みというものは大変複雑で面白いものです。
寝違えの養生について
急性の炎症の注意点は三つあります。飲酒、長風呂を避け、痛い部分を揉まないことです。治療をして楽になってもすぐ痛みがぶりかえす人は大抵この三つのどれかをしています。是非気をつけて下さい。また体が冷えたことが寝違えのきっかけと思う人は体を保温することを心掛けて下さい。首だけを暖めるのではなく、足下から冷えないように心掛けることが大切です。首は首だけで生きているわけでありません。体を全体として保温することが効果的です。
私は寝違えは風邪を引いたようなものです、と説明することがあります。疲れているところへ体に冷えが入り、それが喉へ行くと風邪になり、首へ行くと寝違えになると言う訳です。ですから風邪を引いたときと同じように外出を控えて体を温め、いつもより早めに床について下さい。
寝違えの施術を受けられた患者様の声
首痛
- 【氏名】 だんきち様
- 【性別】 男性
- 【年齢】 36歳
- 【職業】 自営業
ある朝起きたら首が痛くなっていました。当初はただの寝違えだと思い、自分で湿布などのセルフケアでそのままにしていました。
しかし何日か経ってもなかなか痛みが引かず、これはマズイと思い鍼灸の治療を受けました。
1回目の治療から痛みがだいぶなくなり、動きもとても良くなりました。その後2回3回と治療を受け、完全に元通りになりました。
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