抗がん剤治療後の痛みと痺れ
抗がん剤治療後の痛みと痺れ
- 【氏名】 のぶなが様
- 【性別】 男性
- 【年齢】 69歳
私は平成15年頃に血液のガンである多発性骨髄腫を発症しました。骨が徐々にもろくなり、鎖骨や肋骨がちょっとした拍子に骨折するようになってきたのです。しかし当時は未だ良い薬がない、ということで経過観察ということになりました。7年ほど経って平成22年、ようやく良い薬も開発されたということで、浦舟町の市大病院で骨髄自家移植の手術を受けました。
その際の抗がん剤治療の後遺症で両手足にしびれと痛みが出る様になりました。最初は軽いものだったのですが、徐々に手先足先の感覚が無くなると共に時折「ビーン」という強い痺れ感の出現。さらに冬になって足が冷えると痛みがひどくて辛い思いをするようになりました。
ある時築地の国立がんセンターで鍼灸によってそうした四肢の痛みや痺れを治療しているという読売新聞の記事を読み、がんセンターへ電話をかけてみました。「ここで治療している患者さんしか受け入れることはできない。」という事で断られたのですが、電話に出た先生が「横浜ならば関内の泉堂はり灸院がこういう治療もしているはずなので、行かれたらどうでしょう」という紹介を受けました。
泉堂はり灸院で治療を受けてから、まず足の痛みが薄れていきました。毎年冬になると辛く也、春が来ると楽になるのですが今年の冬は本当に楽でした。また「ビーン」とくる強い痺れ感もなくなりました。足先の感覚が鈍くなるしびれはまだありますが。
鍼灸の治療を受けると、ベッドのうえで冷たい手も暖かくなり、足の痺れも薄れていき、体全体が楽になるのを実感しています。とても安心します。
院長:S・Y様はもう長く当院の治療を受けておられます。最初に築地のガンセンターから紹介の電話があった時は少し驚きましたが、どうやら漢方鍼医会の会員が鍼灸師として勤務していたようです。最初に来院した時が12月であったので、強い痺れと痛みの訴えがあったことを覚えています。徐々に症状が緩解して、今もお仕事をしながら体調管理に通って来られています。こうした治療は本当に鍼灸が大きな助けになる分野であると感じています。
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