7月例会

漢方鍼医会7月例会が中野サンプラザで行われました。

研究部は第1席「継続講義:難経脈論」天野先生。第2席「脳性まひの鍼灸治療」荒川先生。でした。

脳性まひは6才女子でした。出産時の何らかの障害に起因すると思われようですが、はっきりとした原因の究明は無かったようです。

症状は精神発達遅延(7ヶ月レベル)、運動機能障害(自立歩行不能)、姿勢維持困難(座位維持装置使用)、体が弱く、てんかん発作があり、睡眠障害、食事、排泄にも介助が必要で、親御さんのご苦労は如何ばかりかと察せられる状態です。

治療は主に小児鍼を用い、さらにそのやり方を母親にも教え、家でやってもらったようです。

治療後髪の毛が立っていたのがおさまり、寝入りがスムーズになったそうです。おむつも濡れていないときが徐々に出てきて、溜めることができる様になってきたとのことです。

7ヶ月ほどの治療で体調も徐々に良くなり、風邪を引きにくくなり、ショートステイができるようになったので、母親は外で仕事ができるようになったようです。

さらに発達テストでも1才レベルとの診断が出て、ST(言語聴覚療法)が受けられるようになったそうです。

結語として「睡眠が安定したことで睡眠導入剤をやめることが出るようになり、脳の働きを押さえつけるものがなくなり、結果として以前より知能が伸びた」とのことです。比較的短期の治療で思った以上の効果があり、本人とご家族のQOLが向上したようです。