心の治療:2014:循環器疾患の定番治療

 

そして腎の陽気が活発になれば自然と腎水と心火の交わりも活発になる。或いは水克火の相克の原則からしても心熱を抑えることに繫がるのではないか。

この気はやはり腎水を補って心火を抑えるのに適した時期ではないか、という解釈を持ち、鈴木先生にお尋ねしましたが「今のところ苞徳会ではそのような解釈はしたことがない」ということです。

 

腎水を補って心熱を冷ますという考えは本会でも以前から行われていました。

というか定番といって良かったように思います。

以前は良く心臓病の患者が我々鍼灸の治療室へ来たものです。

少し体の弱い中高年で、心臓に不整脈や締め付けられるような痛みが出始めている。

熱が上がっていて顔が真っ赤で不安そうにしている・・・という感じでした。

腎水を補いさらに例の三焦経を触ってナソをゆるめて、というそんな感じの治療で結構喜ばれていた記憶があります。

以前は良い治療法が無く、胸を開く大手術が怖ければ、ニトロや救心剤を握りしめているしかなかったので我々の所へ良く来たのです。

その後開胸手術を伴わないバルーンやステントによる治療法が開発され広く普及して行くに従いそうした患者さん達も安心したのかあまり鍼灸へ来なくなった印象がありますが。