骨折後の痛み

70代後半の女性。平成11年にお家でよろけた拍子に転んでしまい、左手首を骨折しました。

以後左手関節の可動域が小さくなり、最近は痛みが引かなくて困っていたとのことですが3回ほどの治療で痛みがほとんでなくなりました。

骨折が治った後が痛み続けるということはさほど多くはありません。

まあ若い人であれば骨折が治ればその部分の痛みが治るのが普通です。

しかし年を取ってくると必ずしもそうではありません。この方の様にいつまでも痛み続けることもまれではありません。

西洋医学的にはどうなのでしょう?慢性の神経痛として病態を把握するのでしょうか?

しかし治療としては痛み止めを出してそれで終わり。「暖めると良いですよ」とアドバイスするぐらいでしょうか?

ですから痛み止めを飲んで、湿布で暖めてみて、それで痛みが取れなければ「もう他にできる事はありません」という答えになるようです。

そこには骨折や打撲の後に痛みが残ることへの病理観やが何もないのです。

では漢方医学ではどうかというと、きちんと病理があります。

それは人は打撲をすると体内に瘀血という古血の固まりができてそれが痛みの原因になっていくというものです。