食物アレルギーの鍼灸治療

 

「ストレスを与えながら治療をすると効果が上がるのだ」という言い方があります。

関節を曲げてもらったり、特定の姿勢を取りながら施術をしたりすることもこの範疇に入ると思います。

急性腰痛の際に回転運動をすることもその範疇に入るかもしれません。

それではこうしたストレス原理を他に応用できないか?というわけでおもにアレルギー疾患に使います。

たとえば「食物アレルギー」の治療を依頼されることがあります。

卵あるいは乳製品を食べると湿疹が出て皮膚がかゆくなる、胃が痛くなり下痢をしたり便秘をしたりして苦しむことになる・・・

そういう患者さんを治療するときは来院前に少量の卵あるいは乳製品を食べてきて頂きます。

その上で治療をすると効果はかなり切れ味の良いものになります。

漢方鍼治療では脈診を重視します。

そこには心身が受けている各種のストレスが形作る独特の病脈が出ているものです。

まずこの脈診の場所にターゲットを強く反映させることが治療のコツです。

そしてアレルゲン摂取によって形作られた病脈を治療することでアレルゲンに対する耐性が積極的に養われていくものなのです。

大抵の患者さんは「少しでも食べたらおかしくなる。全くダメ。」ということはありません。その人なりの許容量があります。

もしも無理なら臭いだけでも良いのです。