漢方薬の副作用:大黄の副作用

 

大黄は消炎・止血・緩下の作用があり主に便秘薬に配合されます。広く様々な方剤に用いられているので別名「将軍」とも呼ばれています。

漢方では最も重要な生薬の一つです。

吉益東洞は「薬徴」の中で「停滞している病毒を排出することにより、胸腹の膨満感、腹痛、便秘、小便の出の悪いのを治す。また、黄疸、血液の停滞による症状、できものも治す。」と書いています。ダイオウは病気の基となる諸毒を排する作用があるといういわけです。

しかし一方では副作用として腹痛、腹鳴、悪心・嘔吐などが知られています。

そのほか、子宮収縮作用や骨盤内臓器の充血作用があるため、妊婦は服用を控えなければいけません。

授乳期の女性は母乳中にダイオウの成分(アントラキノンなど)が移行し、そのため乳児が下痢を起こすことがあるのでやはり大黄の服用を控えるべきとされています。

「大黄甘草湯」は、漢方の原典である『金匱要略(きんきようりゃく)』に記載されている漢方薬で、 便秘や、便秘に伴う諸症状(頭重・のぼせ・腹部膨満・腸内異常醗酵等)の緩和に用いられています。

柴胡加竜骨牡蛎湯 大柴胡湯 防風通聖散 桃核承気湯 三黄瀉心湯 麻子仁丸 大黄牡丹皮湯 大黄甘草湯  乙字湯

乙字湯は痔の薬です。痔の炎症を抑えて便通を良くします。大黄と甘草が入っているので副作用には特に注意します。“柴胡”、“黄ごん”、“大黄”、“甘草”などは、炎症をしずめ痛みをやわらげる働きをします。“大黄”には、便通をつける作用もあります。また、“当帰”には補血作用があり、“升麻”は痔核や脱肛によいといわれます。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院ではエキス剤を用いるのが一般的です。

漢方薬の副作用としてかゆみや湿疹などもあります。

体質に合わないと体はそういう形で拒否しますので、これは薬物全体に関して有りうるものだと思いますが、漢方薬では主に温熱性の薬剤に出るといわれています。

桂皮、当帰、黄ごんなどです。

発疹、掻痒、皮膚発赤、発熱などです。まあ薬疹ですね。

重症例として稀に眼や口などの粘膜に水疱やびらんを起こすスティーブンス・ジョンソン症候群や全身の皮膚剥奪を起こす中毒性表皮壊死症が見られることがあるといいますから、やはり注意は必要です。

パッチテストやチャレンジテストで予見する方法もあるが、偽陽性や偽陰性が多く頼りになり難く、重症薬疹でのチャレンジテストは絶対行うべきではない。軽症では服薬中止で治癒するが中等度は内服や外用の治療を、重症では医学的な管理が必要になるそうです。

 

セネガと遠志(オンジ)は共に去痰作用がありますが糖尿病の検査値に影響して糖尿病が改善したと誤解することがあります。