日本伝統鍼灸学会

船堀で行われた伝統鍼灸学会へ出席してきました。

ここ数年この学会では「日本鍼灸の確立」というテーマを掲げてその路線に沿った発表が多くなされています。江戸時代の鍼灸はどうであったか、という発表が多く医学史学会のような内容にも見えます。

それはそれでよいのですが、江戸時代の鍼灸は難経や五行説にさほどの重点を置いてはおらず、難経を信頼すべきテキストとして陰陽五行論に基づく選経、選穴を展開する本会としてはやや腑におちない展開だと感じざるを得ません。この江戸時代鍼灸の掘り起こし、どうも中医学による学校テキスト統一などに対する日本鍼灸のアンチ的な流れのようなのです。さてどうなることかと、人ごとのように考えていました。

ところで最近知ったのですが「医学史」や「文化史」の分野の学者達が鍼灸を研究の対象とする流れがあるようで、毎回必ずそうした大学の先生達の発表があります。

それはそれで我々鍼灸師とはひと味もふた味も違っててなかなか面白い話が聞くことができています。

そうした先生達を漢方鍼医会としても外来講師としてお呼びする機会もありそうです。

2015年10月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : izumido