パニック障害と鍼灸治療

 

「ストレスをかけて治療の効果を高める」を高めることを感情障害の治療にも応用することがあります。

例えばパニック障害の場合。

狭いエレベーターの中が苦手な方にはエレベーターに乗っている自分を想像してもらいます。

大嫌いな上司がいる人にはその人が今目の前にいる所を想像して頂きます。

そうしたその人にとってのパニックが起きやすい苦手な場面を想像して頂きます。

そうすると脈が浮いて速くなり固くなります。この脈をゆったりして柔らかくツヤのある脈に仕上げていくとパニックの発作も徐々に治まっていくものです。

もちろんこの方法は全員に行えるものではありません。いやがる方もいますので無理強いはできません。

またパニックがいつ起こるかわからず、特定の場面を想起しにくいという方もいます。

その様な事もありますので全員一律にというわけではありません。あくまで一つの工夫としてそういうこともやります、ということです。

 

昔の治療の本など見ているとうつ病の人の治療の際、医者がわざと怒らせるようなことを言うという話が出てきます。

うつ病の人は怒って大きな声を出すとうつが治ることがあるというのです。

うつ病の人は感情を発散するのが苦手な人もいますから、そのようの話もあながち嘘ではなく、ありうることだなと思います。

でも私は気が弱いのでそんな患者さんを怒らせるようなことはとてもできないでいます。