子午流注ータイムラインに基づく治療01

25年前に上海に行った当時、学校の付属の病院で子午治療をやって見せたことがあります。

たしか腰痛の患者さんで肺ー膀胱の関係を使って列欠当たりに金の30番を当てて腰の痛みを緩解して見せた記憶があります。

その後あるお医者さんが「それはどんな治療なのか?」と聞いてきました。

私は「これは子午治療といいます」というと先生は怪訝な顔をして「それは子午治療ではない。子午治療とは何年何月何日の何時だからこのツボを使おうという、そういうものですよ」と教えてくれました。

帰宅してから本を見てみると確かにもらっている鍼灸学の本にもきちんと資料が載って紹介してありました。

そもそも「子午流注」という言葉は何か?「子午」とは古代の中国思想で時間を空間を12に分割した事に由来しており「時間」或いは「方角」のことです。「流注」とは流れのことです。我々普通の鍼灸師は「流注」と聞くと十四経発揮の経絡流注の表を思い出してしまうと思いますが、ここでは「時間の流れ」という意味で使われていると理解しています。

英語で言えば「タイムライン」です。鍼灸は古来からタイムラインを意識して選経選穴を行うという治療があったのです。そうした治療を総称して「子午流注」乃至は「子午治療」などと言っていたようです。