体の暖め方

100才のおばあちゃん:最近脈が速くなってきて、心臓が苦しそうなことがあるとのこと。

そういう時は足を触ってみて下さい、と言いつつ触ってみると案の定氷のように冷たくなっています。

漢方では人は老年期になるにつれ、体の下が乾いていき、足が冷えて胸に熱が溜まる、とされています。

胸に熱が溜まるので脈が速くなり心臓も苦しくなるわけです。

こういうときは足を暖めてあげると良いのです。

足が暖まると胸の熱が降りて爽やかになり、胸苦しさが無くなります。

介護の方などなら足下に座って自分の両手で患者さんのかかとを持ってあげるだけで良いでしょう。ドンドン足の冷えが取れてきます。

「なるほどとにかく暖めればいいのですね!」と仰るのですが、注意点があります。

それは「汗をかかせないように温める」と言うことです。

というのは汗をかくとその局所はその後冷えてくるからです。

ですからカイロを当てたり、湯たんぽを抱かせたりするのは慎重に様子を見ながらやらなければ行けません。

体を温めるのも意外とむずかしいかも知れません。

ですから手で温めるというのは手間がかかるようで、実は効果的で確実な方法なのです。